インフォームド・コンセントという言葉が巷に出回って久しいですが、ますますこの言葉の重みを感じております。患者様とベル歯科クリニックの私を含めたスタッフとの間に、信頼関係を得て初めてお互いに良い関係が築けると考えております。ひとそれぞれが考え方や感じ方が違う上に、医療を受ける側(患者さま)とわれわれ医療を提供する側という正反対の立場があるわけですから、なかなかお互いの考えをマッチングさせるには難しいものがあります。そこで、まずは患者さまが何を考えていらっしゃるのか、何をして欲しいのかをお聴きしてそれの解答をこちらから専門的に掲示して、後は患者さまに選択していただくことから始めます。たとえば、抜かなくては治らない歯でも患者さまご自身が抜きたくなければ、極限まで残します。ただ、抜かなくては治らない歯を無理に残しておいた場合、どのようなリスクがあるかをちゃんとご理解いただいた上で、そして定期的に経過観察をしていきます。
予防に関してはなかなか理解していただけないのが、歯科疾患の現状です。たとえば詰め物が取れたけど痛くないからと放っておく方は、かなりいらっしゃいます。そのお気持ちは大変よく解ります。面倒だし、痛そうだし、お金も掛かりそうだし・・・私も患者様の立場だったらそう思うでしょう。ただ私が皆様と違うのは痛みが出た時は大変なことになると理解してるからです。歯周病にしても同じです。「80歳まで20本の歯を・・・」という8020のスローガンが功を奏してか昔に比べて随分意識は良い方向に変化してきていますが、痛みや腫れを実感しないと来院されない方が多いのも現状です。ですから、予防がいかに大切かを認識して何も症状がないうちのご来院をお待ちしております。